連載第1回「アカスリ半田劇場」 スポーツニッポン(朝刊) 2013年08月28日

1通のラブレターから書道部へ



マルチな才能の「ISPS」会長

シニアゴルフやボウリングなど多くのスポーツ大会に協賛する「ISPS」は、国際スポーツ振興協会(INTERNATIONAL SPORTS PROMOTION SOCIETY)の略称だ。会長の半田晴久氏(62)はスポーツを通じた社会貢献をはじめ、オペラ歌手、画家、書家、能楽師などとしても精力的に活動している。想像を超えるマルチな才能の持ち主である同氏の横顔を「アカスリ半田劇場!」と題した当コーナーで紹介していく。



62歳とは思えないほどエネルギッシュで、前向きだ。自らの半生を語る半田氏は、連載のタイトルを「アカスリ半田劇場!」と命名した。愛読している人気四コマ漫画「みこすり半劇場」の作品名を引用したものだが「読んでいただければ“あかをすったように気持ちがすっきりする”そんなコーナーにしたい」と豪快に笑った。

兵庫県西宮市出身で、幼少期は昆虫や川魚を追い「ずっと駆け回っていた」と振り返る。成績は「太陽のよう」という通り5段階で3(SUN)ばかり。そんな半田少年だったが、同県立鳴尾高に進学すると生徒会に入って活動するようになる。同時に書道にのめり込むことになるが、そのきっかけは1通のラブレターだった。

1年時、名門・神戸高の女生徒から手紙をもらった。「私は半田君のこと、好きでしょうか、それとも嫌いでしょうか?」。照れ隠しなのか、そんな内容が書かれていたが、嫌いな人に手紙は書かないもの。受け取った手紙は、間違いなくラブレターだった。

「わりと素敵な人だった」と喜んだ半田少年は、便せん8枚に返事をしたためた。しかし、残念なことに、十分な文章力がなかった。そして字もきたなかった。いくら待っても、返事はこなかった。「向こうから寄ってきたのに、フラれた」。恥ずかしくて、悔しくて、思春期だった半田少年の心は乱れた。

「今、思えば、“喫茶店でコーヒーでも飲みませんか、そして、お話でもしましょう”とスマートに書けばよかった」。文章力をつけようと、毎日日記を書いた。そして、きれいな文字を書き、書が得意なその女性に勝つために、書道部に入部した。



半田 晴久(はんだ・はるひさ)1951年(昭26)3月18日、兵庫県西宮市生まれ。県立鳴尾高、同志社大経済学部、武蔵野音大特修科卒。その後、豪州でMA、中国の清華大、浙江大でPh.D.の学位を取得。ゴルフやボウリングなど多くのスポーツ大会に協賛する「ISPS」会長。オペラ歌手、画家、書家、能楽師などとしてマルチな才能を発揮。「強運」(たちばな出版)など著書は270冊を超える。

©2013スポーツニッポン新聞社


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